田舎で仕事を探すなら医療・福祉の資格がおすすめ

自然に囲まれてのんびりした生活がしたいと思い、移住を検討する際、大きな問題の一つが、仕事をどうするかです。地方に仕事の選択肢が少ないのは今のところ否定できない事実でしょう。

定年退職をして年金や退職金、貯蓄を元手に移住を検討している方や、事業を持っていて自分が常に現場で働かなくても事業収入で生活ができる方などは問題にはなりませんが、

現在、会社勤めの方や公務員の方、個人経営をされている方などは移住先で新たな仕事を始めなければなりません。

また、現在、学生でやりたい仕事は決まっていないが田舎暮らしがしたくてUターンやIターンを検討しているといった方にも重要なテーマでしょう。

もっとも、一括りに「田舎」と言っても地方都市や郊外を含めて考えている方もいるかもしれませんが、この記事ではガチの農村漁村地域をイメージして書いてます。ざっくりした目安では人口1万人以下の自治体です。

農村漁村地域での仕事と言えば、農業や漁業などの一次産業か、農協職員、公務員、医療・福祉が大部分を占めると思います。

結論から言うと、外からゆかりのない田舎に来て就職先を探すなら、医療や福祉の仕事は手にしやすい仕事です。

以下、私から見た田舎の仕事事情を書いていきます。

農業・漁業

これらの仕事をしている方のほとんどは、元々その地域に住んでいて親の仕事を継いだ人か、脱サラして新規就農した人です。

農業は田畑だけでなく、農機を置ける広大な敷地を持っている必要があります。田畑は借りることができますが、自前の農機を保管しておく場所を持っている方というのは、代々、その土地に住んで広い敷地を有している方が多いです。また漁業も小型船舶の免許や漁業権だけでなく、船などの設備が必要になります。

脱サラして新規で始める方もいますが、これは個人開業と同じで準備・覚悟・努力を要するため気軽には始められません。

農協職員

ガチの農村漁村地域の農協職員のほとんどは地元の人で占められているイメージです。地元の人しか雇わない方針などがあるかは知りませんが、私が話に聞く限りでは地元の人しかいません。まあ、そもそも移住者自体、数が限られているため、移住者の農協職員が珍しいのは当たり前なことなのかもしれませんが・・・

これはあくまでもイメージによる部分が大きいので、実際は農協職員になるのに障害があるわけではないかもしれません。

農協で勤めていた知り合いの話によると、

昨今は農協職員が足りないらしく、来るもの拒まずの傾向にあるとのことです。

興味がある方はチャレンジしてみてください。

役場職員

そもそも地方の役場職員は採用人数が少なく狭き門であることに加えて、勝手なこと言うなと怒られるかもしれませんが、採用選考にはコネクションの力が働いているように思えます。

また、中途で役場職員になるのは、専門職や技術職であったり、社協や農協経験者であったりするケースが多いように思えます。

医療・福祉

病院や福祉施設・保育園なら比較的求人が多く、手にしやすい職だと思います。特に福祉施設は人手不足で求人が多いです。

福祉施設の現場仕事に抵抗のない方なら、資格が無くても特に採用選考で不利になることはないでしょう。介護福祉士や社会福祉士・精神保健福祉士などの資格を持っているならかなり有利だと思います。

まとめると、

福祉の資格は移住のための強い武器です。仮に移住先がイメージと異なり、改めて違う地域に移住したくなったとしても、福祉の資格があれば決断しやすくなるのではないでしょうか。

転勤したくない、好きな地域に根差して暮らしていきたい人にとっても福祉の資格は味方になります。今のところ、引っ越しを要するほどの転勤辞令が下るような広範囲に展開する企業は福祉業界には多くありません。田舎の福祉施設となればなおさらです。

今回は以上です。

福祉系の資格に興味がある方は資料請求だけでもいかがでしょうか。

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