実際に自宅浪人を経験した私にとって、とても心強い味方になったドラゴン桜
今回は、私の実体験をもとに紹介し、同じような挑戦をしようとしている方の応援になればと思います。
この記事を書くにあたり、少しだけ私の話をします。
私は自宅浪人をして大学受験に挑み、京都の某府立大学に進学しました。
なぜ予備校に通わず自宅浪人を選んだのかというと、まずは家庭が裕福ではなく、親に予備校の費用を払わせることが忍びなかったという理由があるのですが、
そもそも私は専門高校に通っていて、普通科の学生が高校で受ける受験用の科目を学んでおらず、
つまり、大学受験に挑むにあたりゼロから始める科目がいくつかあるなかで、
予備校のカリキュラムは自分には合わないのではないかと考えたからです。
正直言って予備校のカリキュラムをろくに調べもしなかったのですが、何となく、普通科である程度の知識は学んできた学生を前提にしているのではないかというイメージがあり、そうであれば、基礎的な知識が無い自分にはペースが合わず、なおのこと学費がもったいないと思ったのです。
私の出身高校から国公立大学の一般入試に挑戦する学生は、少なくとも過去数年は例が無かったそうですが、どうしても大学で学びたいことがあったので挑戦してみました。
周りの大人の多くが反対する挑戦でした。「自信過剰」と言う教員もいたし、大学合格後に母校に行くと、「正直、こいつの人生は終わったと思っていた」と言っていた教員もいました。父や父方の親戚も、内心では「馬鹿か」と思っていたようです。
1年の自宅浪人生活の結果、冒頭で書いたように京都の某府立大学を選んだのですが、センター試験(現在の共通テスト)終了後の自己採点では、横浜国立大学や広島大学などの上位国公立大学と括られる大学がA判定になるくらいまでは点数を伸ばすことができました。
別に自慢するようなことじゃねえよ、と思う方もいるかもしれませんが、私としては誇れる過去の一つです。
私の例もありますので、自宅浪人は無謀な挑戦では無いと思います。
そして、そんな私の例を可能にしたのは、ドラゴン桜のおかげでもあると思います。
ちょうど私が中学3年か高校1年の頃にドラマが放送されており、面白かったので漫画も読みました。
ドラゴン桜は勉強が苦手な高校生が東大合格を目指す話です。
ドラゴン桜に感化されつつ、それでも私には東大合格は大きすぎる目標でした。
なにしろ家が裕福ではないので、私立に行くことは選択肢としてありえず、必ず受かる国公立大学というのが条件でしたので、二次試験でひっくり返るリスクのある旧帝大レベルは怖くて挑戦できませんでした。
それは置いておいて、私がドラゴン桜から学んだのは、
自分に合う勉強法を確立すること
です。
ドラゴン桜を見たり読んだりしていると、しゃにむに勉強していたのではダメなんだと教えられます。
私は、まずは自分の脳のクセのようなものを自覚し、自分に合う勉強法を模索することが大切だと思います。
浪人生活の序盤は、科目の勉強をしつつ、まずはこの模索を優先していたように思います。これをせずに、しゃにむに勉強しても最終的に点数は伸びなかったでしょう。
そして、この浪人生活で自分を自覚し、客観視する習慣を身につけることができたと思っています。
勉強している最中に他のことが頭をよぎって、文章を読んでいるようで頭には入っていないことってありませんか?頭が他のことに気を取られたり、文章の内容に戻ったりという、波があったりしませんか?
元々集中力が優れている方は問題ないかもしれませんが、私は注意散漫な所があるのでこの傾向が顕著です。だから勉強中は、”集中していないときに集中していないことを自覚する”ように、自分を俯瞰するもう一人の自分を常に頭の片隅に置いておくように気を付けました。
そしてこれは、受験勉強だけではなく、その後の大学での勉強や社会人になっても大切な習慣だと思っています。
一応言っておきますが、こんな偉そうなこと言っている私も、日常生活で常に自分をコントロールできているわけではありませんよ(笑)
ただ、自分を俯瞰してみるのを、たまにでもいいから思い出すことは大切だと思います。
これから自宅浪人を始めようとしている方、あるいは、自宅浪人中の方
応援しています!
孤独な戦いになるかもしれませんが、あなたの成功を喜んでくれる人は必ずいますし、
自宅浪人という経験には必ず、予備校では得ることのできない何かがあると思います。
ただし、成功させるには、自分に合う勉強法を確立することが肝要です。
もしかしたら、これが一番難しいかもしれませんが、
勉強法の模索を続けることで何か掴むものがあれば、試験の合格よりも将来的にはその方が大きな収穫かもしれません。
健闘を祈っています。
最近の受験生の年齢だとほとんどの人は知っていると思いますが、ドラゴン桜2もあるので、よりドラゴン桜で学びたい人はこちらもご覧ください。
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