高機能樹脂素材やフィルムの数々の製品で世界シェアトップを誇る会社です。
今回は、長期保有銘柄としてのクラレの魅力についてまとめてみます。
多数の世界シェアトップ製品
例えば、「エバール」という製品
「ガスバリア性」が高い樹脂素材で、食品や医薬品などの包装容器、また、ガソリンタンクにも使用されているそうです。
この製品の世界シェアが60%
次は「ポバールフィルム」という製品
この製品はクラレの「ポバール」という中核製品を使用したフィルムで、
大型薄型テレビ、パソコン、携帯電話などの液晶モニターに欠かせないフィルムなのだそうです。
このフィルムは液晶モニターの分野で30年以上前からほぼ独占的に使用されてきました。
この製品の世界シェアが80%
次は「ビニロン」という製品
これは合成繊維で、農業や土木・建築、水産などに使用されており、燃焼時にダイオキシンやアンモニアなどの有害物資が出ないという特性があるそうです。
この製品の世界シェアが100%
他にも世界トップシェアの製品、国内トップシェアの製品が複数あります。
クラレのように、日本には素材で世界トップの会社が多数あります。
私は世界トップの製品を持っている会社に心惹かれます。
それは置いておいて、
「ポバールフィルム」が独占的に使用されている液晶モニターなどは今後も世界的な需要増加が見込めそうですし、その他の素材も安定して需要があり続けると思われます。
ですので、売上の急激な上昇は期待しませんが、安定性は高そうです。
リスクをあげるとするならば、樹脂の原材料である原油価格の高騰などでしょうか。
株主還元方針
気になる配当について
クラレHPによると、当期純利益に対する株主総還元性向は35%以上
かつ、1株につき年間配当金40円以上
という方針だそうです。
ここ数年はコロナの影響もあってか、売上が落ちており、それに伴うように株価も下降気味です。
でも、この状況は私にとっては好都合
高配当状態になっていて買い時です。
将来を信じることのできる銘柄は、株価が下がっているときこそ張り切って買い増します!
※投資に関する判断は自己責任でお願いします。