前回の記事で、株を始めたばかりの時期、長期投資をしようと決めたにも関わらず、短期売買をすべきなのではないかとデイトレードやスイングトレードをしてしまったという私が体験した気の迷いを書きました。長期投資vs短期売買
今回は、なぜ私が「やっぱり長期投資だな」と思うのか、
それは、
時間が経つほど旨みがでる!・・・はず
だからです。
投資金額が少ない、運用を始めたばかりの頃はなかなか資産が増えている気がせず、私自身どんどん売買をして利確を進めたくなりました。
しかし、長期投資の旨みは後からどんどん出てくる。それを目的とした投資なのだと個人的には思っています。そうはいっても、運用歴が2年に満たないのでまだ偉そうなことを言うのは控えたいのですが・・・。株を始めたばかりで自信のない方に、仲間として励ますつもりで私なりに説明します。
長期投資を世界で最も成功させたと言われるウォーレン・バフェットのコカ・コーラ株のケースを例に挙げます。
バフェットがコカ・コーラ株の取得し始めたのは1988年のことだそうです。それから数回買い増し、2020年時点で取得価格は約13億ドル、市場価値が約211億ドルとなっていて、含み益は約208億ドルです。
含み益もさることながら、私が注目するのは配当金です。
2020年、このコカ・コーラ株の保有数に対する配当金は約6.4億ドルです。配当金を取得価格13億ドルで割った配当利回りが、約50%です!
これは言い換えると、昔1,000円で買った株が、1年に500円運んできてくれるということです。しかも連続増配中だからその額は年々増えていくのです。
もちろん、これは長期的成長・連続増配が見込める銘柄を選ぶことが前提ですが、毎年、仮に寝て過ごしても、株がお金を運んできてくれるのです。
こうした投資法を「金のなる木」と例える方がいます。コカ・コーラのような優良な”金のなる木”は世話をしなくても勝手に大きくなりますが、配当金を再投資する複利の力を使って成長を早めることもできます。こうして不労所得を増やしていこうというのが私の方針です。
というのが今回の記事の主旨なのですが、
一方で、同じ長期投資でも配当金をあてにするのではなくて、仮に無配でも株価自体の値上がりを期待して高成長が見込める銘柄に投資した方がより高いリターンが望めるという考え方もあります。
全くその通りだと思います。(笑)
ただ、私の株式投資の主な目的は、会社の束縛から解き放たれることです。だから、いずれ会社を辞めたり、パートタイムでの仕事に切り替えたりするための収入の基盤を作るために、配当金という現金収入が見込める銘柄が魅力的なのです。
値上がり益を優先して銘柄を選ぼうとすると、まだ市場自体が成熟しておらず競争が激しい銘柄群から選ぶことになりがちで、安心して投資できません。だから、亀の歩みのような地道な投資法ではありますが、より確実に連続増配が見込める銘柄を選んでいきたいと思っております。
以下は株式投資の方針を決めるうえで参考にしている文献です。
以下、私の投資方針を書いた記事です。
※投資に関する判断は自己責任でお願いします。