美容師や理容師の見習いの人が手荒れに悩んで夢を諦めるという話は良く聞く話ですが、介護の仕事もお湯や洗剤に触れたり手を洗う回数が多かったりで手荒れに悩む方が少なくありません。
私自身、激しい手荒れに悩んでいます。元々、手指アトピーがあるのに加え、私が勤めている障害者入所施設は入浴介助を素手で行うという今時珍しい旧時代的な方針を掲げているので、入浴介助の度に手にダメージが蓄積されます。
おまけに、早出勤務や夜勤などの不規則勤務。また、休日だろうと夜勤明けだろうとサービス残業ならぬサービス会議に出なければならず、生活リズムがガタガタになると、より手荒れも酷くなります。
ステロイド薬を塗れば一時的に落ち着きはしますが、副作用の可能性があるため、基本的にステロイドは継続的に使用するべきではありません。皮膚科で薬を処方してもらうのも良いですが、定期的に通うのが面倒。
洗剤やお湯を使用する仕事をしている以上、ずっと手荒れと付き合っていかなければならないので、非ステロイドの薬に頼ることになっています。
今回は私のように手荒れに悩む方の参考になればと思い、私が使用してみておすすめできる非ステロイド系の市販薬を紹介します。
ケアルンHPクリーム
CMなどでも有名なヒルマイルドクリームと同成分配合の薬ですが、ヒルマイルドクリームより安価に購入できます。
基本的に子どもも心配なく使用できる薬なので、子育て中の方にとっては、塗った後に気兼ねなく子どもの肌に触れることができるのも良い点です。
私の主な使用タイミングは風呂上りです。保湿をしつつ子どもの風呂上がりの世話をします。
紫雲膏
こちらは漢方薬です。皮膚にまつわる色々な症状に使用できて、もっていると何かと便利です。あくまでも個人の使用感ですが、私の妻は「火傷したときにすぐに塗ったら水ぶくれができない」と言っています。
私は手荒れがひどく皮膚が割れていたりする部分に塗っています。
ただし、においが特徴的なので、使用のタイミングには気をつけています。
亜鉛華軟膏
紫雲膏同様、皮膚症状に対して汎用性の高い薬ですが、亜鉛華軟膏は紫雲膏のような特徴的なにおいもありません。ベタベタ感も少ないです。むしろ、塗ってしばらくするとサラサラした感じになります。
個人的には亜鉛華軟膏をとても気に入っています。治りかけのヒビなどをしっかり密着保護してくれて、かといって、ベタベタ感が少ないので、ワセリンなどにある密閉感も少なく、こもって熱くなって痒みがでてくるといったこともありません。
塗った後に多少の水仕事をしても落ちにくいし、水仕事の後に手を拭くタオルなどへの付着も少ないような気がします。(あくまでも個人の感想です)
あまり知名度は高くない印象の薬ですが、おすすめです。
パスタロン
保湿作用のある尿素の他、血流を促進する成分、炎症を鎮める成分が配合されているそうです。
乾燥した部分に潤いを取り戻すという目的においては、私がこれまで試した薬の中ではこちらが一番です。足のガサガサにも効果的です。
以上です。身体を労わりながら踏ん張っていきましょう。