株式投資をしている多くの方がご存じであろう“信越化学工業”の長期投資銘柄としての魅力を書いていきます。
ビジネスのプロからすると色々な分析視点があるのかもしれませんが、
私のような、ひよっこ酒飲み個人投資家が保有する理由としては、
シリコンウエハー世界シェア 第1位
この一言で十分です。
以下、ベテランの方たちにとってみれば欠伸の出るようなことを書くかもしれません。信越化学工業のことをあまりご存じない方に向けての記事です。そのつもりでスクロールしてください。
シリコンウエハーとは
信越化学工業が長期投資に適していると私が考える最大の理由は、シリコンウエハーという素材の分野で世界トップシェアを持っている点です。
シリコンウエハーとは、半導体の「基板」になる半導体に欠かせない素材なのだそうです。
ということは、半導体の需要が高まれば、それに伴ってシリコンウエハーの需要も高まるわけです。
半導体は今のところ電子機器に欠かせない部品です。
電子機器とは具体的には、スマホ、パソコン、家電製品、カーナビ、ATM、ロボットなどなど
これらの電子機器は今後、ほぼ間違いなく需要が高まるでしょう。
世界の総人口が増えることで、スマホや家電製品はもちろん、ロボットもあらゆる分野で実用化が進みます。
家電は5G時代が到来し、通信機器との連携などでハイテク化が進んでいますが、いずれ来るであろう6G時代には、ますます情報処理量の多い製品になっていくことでしょう。
つまり、電子機器に半導体が必要とされ、さらにその半導体にシリコンウエハーが必要とされる現在の技術的な状況が続く限りは、シリコンウエハーの需要は高まっていくのです。
市場とシェア
その市場で世界シェア1位という強みを持っているのですが、
では、トップシェアとは言っても、どれくらいの割合のシェアなのか、そして、第2位との競争はどうなんだという問いがあります。
どれくらいの割合のシェアかという点については、信越化学工業のホームページでは見つけることができず、他のネット情報でも色々な数字が飛び交っており、正確な数字は分からないのですが、
どの情報でも30%以上はあるように書いてあります。
そして、シェア2位はSUMCOという日本の会社です。
SUMCOも20%以上のシェアがあるらしく、要するにシリコンウエハーの分野は日本企業の独壇場ということですね。
半導体分野では、中国や台湾、韓国などの追随が著しいですが、シリコンウエハーの分野に関しては、今の状況ではあまり恐れなくても良さそうです。
つまり、信越化学のシリコンウエハー分野における地位はかなり強固だということです。
配当方針
そして、信越化学ホームページの株主還元の基本方針に「配当性向35%前後を中長期的な目安に安定的な配当に努めてまいります」とあるので、長期的な増配も見込めます。
まとめ
信越化学工業の業績が低迷する懸念をあげるとするなら、リーマンショックやコロナショックなどによる世界的な経済活動の停滞だと思います。
こうした世界的な大問題が発生すれば、一時的には業績が悪化することもありますが、5年、10年の長期的な視点では、現在の半導体の技術的な状況が続く限りは安定した成長が見込めます。
世の中に必ず必要とされる電子機器に欠かせない部品である半導体
その半導体に欠かせない素材の世界シェア1位で、競争力は申し分なし
ということで、信越化学工業の株は安心して保有できる銘柄です。
※投資に関する判断は自己責任でお願いします。
今回は以上です。
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