シスメックス 血液検体検査で世界トップシェア

今回は検体検査の分野で世界的なシェアを獲得しているシスメックスの長期保有銘柄としての魅力に迫ります。

事業内容

まずは検体検査とは何ぞやというところから始めましょう。

診断を受けたり治療の効果を調べるためには検査が不可欠です。

そして検査には、血液や尿などの検体を採って調べる検査(検体検査)とMRIやCTによる画像診断や脳波測定などの身体を直接調べる検査(生体検査)があります。

シスメックスはこのうちの検体検査の機器や専用試薬の生産・販売を行っています。

機器と専用試薬を販売しているということは、他のビジネスで例えると、事務機器分野におけるプリンターと専用インクを販売するようなものです。

機器の販売後の試薬販売やアフターサービスの売上は機器本体の売上より結果的には大きくなります。

試薬やアフターサービスは景気の影響をうけにくいため、長期的に安定した収益が期待できます。

事業展開

シスメックスは研究開発・生産・販売・アフターサービス全ての面で海外に拠点を持っており、売上の80%以上が海外売上となっています。

世界シェアを見ても、血球計数検査分野でシェア50%以上、血液凝固検査や尿検査分野でも世界トップシェアを獲得しています。

海外の売上の伸びが著しく、国内・海外合わせた売上高は1996年の上場以来、2020年までの25年で約10倍に成長しています。

配当方針

配当性向30%を目処にするとの方針が出されています。

2021年11月現在は株価も好調で、利回りは私としては満足する数値ではありませんが、長期的な増配は見込めるでしょう。

まとめ

世界各国で医療費の増大が日に日に大きな課題となっている現在、病気の予防や早期発見の重要性は高まっています。

シスメックスが手掛けている分野はこうしたニーズに対応しており、長期的な需要が期待できます。

※投資に関する判断は自己責任でお願いします。

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